必ず感じるエチュードの方法

エチュードにはいろんなやり方があります。
普通のエチュードは、設定を決めてセリフや筋を決めないでやることが
多いと思いますが、よくある間違ったやりかたは以下の方法です。

● 笑いを取ろうとする
● オチを作ろうとする。
● 起承転結を入れろと言われる。
● 何も感じていないのに、ベラベラしゃべって話しを進めてしまう。
● 逆に空気を読めと言われて、積極性を失う。

「頭でっかちになるな、感じろ!」と言っておきながら「オチのあるエチュード」
をやらせるって矛盾しています。オチのことを考えて感じるどころではありません。
笑いも起承転結も同じです。

こんなエチュードで才能を潰された俳優がたくさんアイゼに来ます。
エチュードとは、
● 感じるため。
● 演技の質を改善するため。
● 役作りのヒントを見つけるため。

それらのためにあります。
エチュードをお客さんに見せるためにやってはいけないのです。
見せるためにやると「感じる」ではなく「表現」に意識が働いてしまい、
上っ面だけの悪いクセがついてしまいます。

アイゼではスタニスラフスキーの推奨している「正当化された無言のエチュード」
というのを最初にやります。
これは初心者でも、エチュードが苦手だった方でも、ほとんどの方が1回目から
感じることができるエチュードです。

演技で感じるとはこういうことなんだと、実感してもらえます。

こうして舞台で、役として本当に感じ、考え、判断し、行動する感覚を身につけていきます。

アイゼでは他に
「セリフに頼らないエチュード」
「インスピレーションを起こさせるエチュード」
「役作りのエチュード」
「自由になるエチュード」
「本気モードになるエチュード」などがあります。

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